浦佐毘沙門堂の裸押合は、浦佐にある普光寺毘沙門堂で行われる行事です。鈴木牧之の著書『北越雪譜』にもみられ、その頃は正月3日に行われており、男女ともに毘沙門堂に押し合ったと記載されています。
往昔、正月3日に限り毘沙門堂が開扉され堂内で本尊を参拝することが許されており、年1回の参拝のため先を争って押合い、いつしか裸になったといいます。
現在は3月の第1土曜日に行われ、押合いの参加者はハンタコと呼ばれるものを穿き、腹に晒を巻いて参加します。水行で身を清めた後、毘沙門堂内で毘沙門天に参拝し、福物を奪い合います。最後に祭りを主宰する年男による撒与とササラスリの儀が行われます。ササラスリが終わると年男の胴上げが行われ、年男がササラを本尊厨子の中に納めて行事が終わります。
国の重要無形民俗文化財に指定されています。
出典:普光寺
提供元:南魚沼(六日町庁舎)六日町商工観光係および南魚沼市観光協会
画像提供元:南魚沼(六日町庁舎)六日町商工観光係および南魚沼市観光協会