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出雲崎町

幕府の天領地として栄えた港町

新潟県中越地域の海沿い、県のほぼ中央に位置している出雲崎町。西には日本海が広がり、東には小木ノ城山がそびえます。江戸時代には佐渡で産出された金銀の荷揚げ港や北前船の寄港地となっていた歴史を持ち、幕府の天領地として栄えました。古くから石油が採掘されており、日本で最初に石油の機械掘削に成功した近代石油産業発祥地としも有名で、1980年代まで世界初の海底油田が操業していました。また、新潟県の偉人として名を残す良寛和尚が生まれた地でもあります。生家の屋敷跡とされる良寛堂、生誕200年を記念して建てられた良寛記念館、出家先の光照寺など、旧跡が各所に残されています。松尾芭蕉が「奥の細道」の途中で立ち寄ったことでも有名。出雲崎町から日本海に浮かぶ佐渡を望み、「荒海や佐渡によこたふ天河(あまのがわ)」という一句を残しました。

地域文化
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  • おけさ源流の地

    源義経の家臣佐藤継信・忠信の母 音羽御前が、戦死した我が子を悼む旅の途中で出雲崎に辿り着き、尼層となりました。弔いの日々を送る中、息子達が戦で名誉ある最期を遂げたと聞き、嬉しさのあまり袈裟のまま唄い踊ったところから「袈裟 […]
  • 出雲崎大祭

    江戸時代中期から行われている歴史あるお祭り。良寛堂から勇壮な神輿が町に繰り出し、沿道にはたくさんの露店が並びます。 出典:出雲崎町観光協会 提供元:出雲崎町観光協会 画像提供元:出雲崎町観光協会
  • 船祭り

    大漁と海上安全を祈願する港町ならではのお祭り。三十隻の漁船が、大漁旗をなびかせる「船団海上パレード」は勇壮そのもの。観光で訪れた人も無料(先着順)で乗船できます。また、夏の夜の海を飾る「大花火大会」や郷土芸能の「おけさ源 […]
  • 代官所跡

    江戸時代、幕府は佐渡の金銀を運び込む重要な港町として、出雲崎に代官所(七万石)を配し天領としました。当時の威風をしのばせる代官所が、道の駅「越後出雲崎 天領の里」に再現されています。 出典:出雲崎町観光協会 提供元:出雲 […]
  • 芭蕉園

    芭蕉真筆の「銀河の序」全文を拡大彫刻した句碑が建つ庭園。一六八九年(元禄二)七月、芭蕉は奥の細道の旅の杖をこの地にとどめ「荒海や佐渡に横たふ天河」の名吟を残しました。 出典:出雲崎町観光協会 提供元:出雲崎町観光協会 画 […]
  • 西照坊

    若き日の良寛もしばしば訪れていたという小堂。生家が争いの渦中にあった際は、仮住まいして見守ったといわれています。 出典:出雲崎町観光協会 提供元:出雲崎町観光協会 画像提供元:出雲崎町観光協会
  • 円明院

    円明院の第十世の住職は、三十一歳の若さで逝去した良寛の弟、宥澄。本堂には「良寛さんの生家橘屋の菩提寺」とあるほか、橘屋の過去帳も残されています。良寛生誕のルーツをうかがい知れる寺院です。 出典:出雲崎町観光協会 提供元: […]
  • 光照寺(良寛剃髪の寺)

    十八歳で名主見習い役となった良寛が、その身を仏門に投じた禅寺です。出家の理由は、幼かったころに座禅を組み修行する僧の姿にあこがれたなど、さまざまな諸説があります。良寛は剃髪、出家してから、諸国行脚の旅に出るまでの四年間を […]
  • 良寛と夕日の丘公園

    上越新幹線の開通を記念し、選定された新潟県景勝百選。あまたの景勝地を退け、第一位に当選したのが「良寛と夕日の丘公園」から望む、日本海と佐渡の景観です。良寛の母のふるさと佐渡を向かいに、右手に弥彦山、眼下に良寛堂、妻入りの […]
  • 夕凪の橋

    出雲崎町の海岸線を走る約9kmの道は、新潟県を南北に駆け抜ける海岸沿いの「日本海夕日ライン」の一部でもあります。その名の通り、季節ごとに美しい夕景が訪れる人の心を魅了しています。また、大きな夕日を鑑賞できることでも知られ […]
  • 天領出雲崎時代館

    今、港には金銀を満載した一枚帆に葵の御紋、飾り金具がまばゆい御奉行船が佐渡から到着、こんなストーリから始まる天領出雲崎時代館は四〇〇年の時を越え、天領時代にタイムトリップする時代旅行館です。館内には出雲崎特有の妻入りの街 […]
  • 越後出雲崎 天領の里

    越後出雲崎天領の里は佐渡を望む海岸線にそって造成された敷地面積21,000平方メートルを要する施設です。出雲崎は、元和2年(1616)佐渡からの金銀の陸揚げ港として越後で初めて代官所が置かれた直轄地天領となりました。天領 […]