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地域文化 データベース
粟島浦村
海の幸に恵まれた小さな離島
粟島浦村は、新潟県北部の日本海に浮かぶ小さな島。美しい海岸線に囲まれ、夏のレジャースポットとして人気。佐渡や角田山などが見える矢ヶ鼻展望台、国の天然記念物に指定されているオオミズナギドリとウミウの繁殖地など、島ならではの景色や豊かな自然が魅力です。日本海は、寒流と暖流が混じり合う海域で豊かな漁場が形成されるため、多種多様な魚が集まります。そんな日本海に浮かぶ粟島は、別名「鯛の島」とも呼ばれています。春は産卵のために近海に集まる真鯛の水揚げが最盛期。他にもイナダ・アジ・ブリなど四季折々の天然魚を、明治期から伝わる定置網漁で漁獲しています。秋の風物詩として親しまれているのが「磯ダコ捕り」。竹棒を揺らしておびき寄せ、タコが巻き付いた瞬間を狙ってすくう漁です。島の海の幸を存分に堪能できる伝統的な郷土料理「わっぱ煮」は、旬の魚を使い焼けた石をわっぱに入れて煮る豪快な漁師料理です。