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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • オカリナ工房

    佐渡の象徴といえる「朱鷺」の形をしたオカリナを製作している、陶芸家・池田修二氏によるオカリナ工房。佐和田地区。中原に城南窯を構え、オカリナの製作や吹き方などの指導を行っている。子供の頃に出逢った野生の朱鷺に魅せられたこと […]
  • 白山丸

    佐渡国小木民俗博物館に併設した千石船展示館には、日本初の完全復元千石船「白山丸」を公開展示している。この船は、安政5年(1853)に宿根木で建造された「幸栄丸」を当時の板図(設計図)をもとに忠実に実物大に復元したもので、 […]
  • 弧蓬遠州流生花(こほうえんしゅうりゅういけばな)

    「弧蓬遠州流生花」は、古くからこの地に伝わる生花で、佐渡へ伝えたのは小木地区・小比叡の佐々木元秀という人物であったとのこと。弧蓬遠州流の隆盛は明治の中頃、千松斎宗林一技居士を中心に羽茂本郷より南佐渡に広まった。一技亡き後 […]
  • 伝統工芸竹細工

    佐渡は昔から竹の産地として知られ、竹細工が盛んである。そのルーツは古く、金井の千種遺跡の弥生期の出土品から竹ザルが発見され、また寛政年間には竹の民具が大量に島外へ出荷されていた。小さなアクセサリー、工芸品・日常用品として […]
  • 東光寺

    団三郎ムジナの四天王・徳和の禅達がいたという寺で、新住職が入山すると好んで禅門答をしかけ、答えが拙いと寺を追い出したという伝説が残る。境内には禅達が住んでいたという岩屋が今もある。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観 […]
  • 一里塚

    相川街道には、佐渡の金を送り、奉行や役人、水替無宿の唐丸籠が通った道。小木道中に道標「一里塚」がある。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会 画像提供元: 佐渡観光協会
  • 清水寺・善哉寿老人

    大同3年(808)覧応法師が京都からの布教の折、京都の清水寺を模して建立したといわれる寺。本尊は千手観世音菩薩で、併せて延命善哉寿老尊天を福寿の神としてまつる。救世殿はまさに「清水の舞台」を彷彿とさせる。 出典: 『佐渡 […]
  • 慶宮寺・神護福禄寿

    順徳上皇の皇子慶子女王とのかかわりがあったといわれる寺。慶子女王は三宝への敬いも篤く、池蔵人清範作の福禄寿尊天を特に念持された。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 世尊寺・渋手大黒天

    日興上人開山の寺といわれ、瀟洒な山門や長屋門、そして庭園が美しい。日興上人は日蓮上人在島中、そばを離れず法華経の布教に携わった人。日蓮筆といわれる寺宝の大黒天画像一軸は、招福繁栄、正法護持を祈念したもとの伝えられている。 […]
  • 智光坊・倉崎恵比寿天

    江戸初期成立の寺と考えられ、天保4年(1833)村山の高野甚右衛門良春の手により再建されたもの。山門と本堂左手の金刀毘羅堂の彫刻は手が込んでいる。唐門の浮き彫りに見られる恵比寿天は、払鬼招福、とりわけ豊漁と会場安全守護の […]
  • 禅長寺・京極毘沙門天

    京極為兼が佐渡に流された時、往復の旅宿であったといわれる寺。為兼がこの寺での祈願で帰京できたところから、帰京観音の名で信仰される仏像や佐渡七福神の一つ京極毘沙門天図が安置されている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市 […]
  • 大蓮寺・天沢布袋尊

    羽茂城主・本間氏の菩提寺。五百羅漢が見もの。布袋尊画像は、佐渡七福神の一つ。秘仏のマリア観音は木造観音像の体内仏として有名。また、山門は上杉景勝によって落城した羽茂城(県史跡)の東門をそのまま移築したもので、室町時代のも […]