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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • 称光寺・渡海弁財天

    小木地区・宿根木集落の奥、大願寺(真野地区)と同じ時宗布教道場だったところ。南浜の厳上に渡海弁財天を安置し、水難除けの守護神、技芸上達の福神として、古くから信仰されている。境内には精密な世界地図を作成したことで知られる幕 […]
  • 二宮神社

    順徳上皇の第二皇女(忠子姫)が18歳で亡くなられた折、守屋勇四郎春虎が遺髪を霊としてまつったが、後深草帝の時代に二宮大名神として社殿が築かれたといわれる。菖浦殿と能舞台がある。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 […]
  • 草刈神社

    古く草刈村といわれた字天沢にあり、江戸中期頃は八王子牛頭天王、羽茂祇園社などといわれ、この郷の農業の神とされている。応永3年(1396)の墨書のある獅子頭があり、地頭寄進で大神楽つぶろさしの最初の獅子だとも言われる。能舞 […]
  • 大膳神社

    かつて国仲四所の御能場の1つで、茅葺屋根の能舞台があり、幽玄な能楽(薪能)が例年行われている。この能舞台は佐渡を代表する1つで、気品のある美しさは、周囲の木々と芝生の緑と相まって、建物だけの観賞にも十分堪える。(県有形民 […]
  • 羽黒神社

    現在は山の中腹といった所に建っているが以前は上の社殿と向かいあっていたという。それを明治42年に現在地に移築した。この舞台も絵になる。3間に2間の小さな舞台だが橋掛かりもあり楽屋もある。緑の芝生と茅葺の屋根のコントラスト […]
  • 熊野神社

    杉林の中の神社。舞台は明治2年に建てられたもので、建築物としても素晴らしい。見どころは蟇股(かえるまた)で、板ながら形が良く、掘られている文字も美しい。(県有形民俗) 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐 […]
  • 牛尾神社

    潟上の天王さんと呼ばれる神社で、拝殿の彫刻が見事。鬱蒼とした境内に能舞台があり、6月には能楽(薪能)が舞われる。国仲四所の御能場の一つだった由緒ある舞台(県有形民俗)で、勧進能を催したときに寄進されたと思われる素晴らしい […]
  • 椎崎諏訪神社

    佐渡には中世の能面も残っており、江戸時代には能楽(薪能)がいっそう広まった。現在も30以上の独立能舞台が残っており、椎崎諏訪神社ほか、7棟が県の有形民俗文化財に指定されている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 […]
  • 本間家能舞台

    能楽(薪能)の宗家である本間家の能舞台(県有形民俗)。明治18年(1885)の建造といわれ、数多い佐渡の舞台の中でも本格派。床下に瓶を埋め、音響効果に工夫が凝らされている。毎年7月の最終日曜には定例能が催される。 出典: […]
  • 松ヶ崎

    松ヶ崎は上古から近世まで、越後と佐渡を結ぶ重要な港だった。世阿弥もこの地に配流され、松ヶ崎から峠を越えて長谷寺に至った。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 正法寺

    世阿弥の最初の配所万福寺から移された寺と伝えられ、境内の大老木の根元に腰掛石が残っている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 世阿弥

    「花伝書」で知られる能楽の大成者。将軍・足利義政のゆえなき怒りで配流されたのは、永享6年(1434)世阿弥が72歳の時。許されて都へ帰ったかどうかは不明。在島中に、娘婿の禅竹に贈った手紙(奈良宝山寺)の碑が、佐渡博物館前 […]