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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

地域文化
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  • 国分寺・薬師如来坐像

    仁王門を入るとまっすぐのびた参道があり、その奥に瑠璃堂がある。堂は江戸初期の寛文6年(1666)に建立されたもので、薬師如来(国重文)が安置されていたが、今は宝物殿に移されている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観 […]
  • 小布勢神社

    現存する能舞台30数ヵ所のうちの一つ。古代の祭祀遺跡(祭りの場)で、子持勾玉をはじめ祭祀遺物を出土。祭神は大彦命といわれるが、本殿裏の大きな石が信仰の対象(御神体)とされている(岩座)。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐 […]
  • 昭和殿

    本尊の十一面観世音菩薩をはじめ、200体を越える仏像が所せましと安置されている。本尊は、樹齢2000年というヒノキの一本彫りで、身の丈2丈8尺(8m50cm)。おそらく世界一の木造仏であろうという。 出典: 『佐渡百選』 […]
  • 岩屋山石窟

    小木地区・宿根木集落の裏の岩山にあるこの洞窟からは、縄文土器や人骨、歯牙などが発見されている。また、洞窟の中の岩肌には、数体の仏像が浮き彫りされている磨崖仏(県史跡)があるが、彫られている年代などは、はっきりしていない。 […]
  • 石臼塚

    羽茂地区の小泊は、かつて真野地区・椿尾とともに石工で栄えた村。石工は、佐渡の石仏の作者としても名を馳せたが、彼らが造る石製品は他国へも移出された。生活必需品の石臼もその一つだが、時代とともに使われなくなり、それらを集めて […]
  • 御番所跡・村雨の松

    海上保安所敷地内のクロマツの大木。江戸時代に番所があったため御番所の松と呼ばれていたが、尾崎紅葉が村雨の松と命名した。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 両津カトリック教会

    夷湊開港後まもなく布教に訪れたフランス人が、布教の活動の中心とした教会。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 安照寺

    大相撲佐渡ケ嶽部屋の元祖佐渡ヶ嶽猪之助の菩提寺であり位牌などが残る。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会
  • 妙法寺

    妙法寺は寛永元年(1624)、湊の番所付問屋中村氏が所有する畑を寄進し、根本寺十三世日衍を迎えて開基したもので、両津地区で日蓮宗寺院はここだけ。寺宝に、日蓮上人が楊枝で書いた「船中木筆の曼荼羅」、本間次佐衛門が寄進した江 […]
  • 両津港

    欄干橋を境に北の夷と南の湊、2つの津(港)が合併して佐渡の表玄関「両津港」となった。夷港は、安政5年(1858)日米通商条約で開港した新潟港の補助港として、明治元年(1868)に指定された。 出典: 『佐渡百選』 提供元 […]
  • 佐渡西三川金山遺跡

    今昔物語集に能登の砂鉄を取る者が佐渡に渡り、黄金を取って能登に戻った話が記してある。それが西三川砂金山で、佐渡最古の砂金の里であると考えられている。近世の初めには、ここ産出の砂金が上杉氏を通じて豊臣秀吉にも献上されてほど […]
  • 瓜生屋(うりゅうや)大日堂

    木喰長音の作といわれる大日如来を安置する小規模仏堂。ただし、大日霊神社というれっきとした神社で、延徳2年(1490)建立。(県有形) 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会