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佐渡市

多彩な伝統芸能が息づく島

日本海に浮かぶ佐渡市は、金の採れる島として江戸時代に本格的な金銀山開発が進められ、鉱山により繁栄しました。各地の鉱山開発にも大きな影響を与えた佐渡の鉱山技術や経営方法は、日本の近代化の一翼を担ったともいわれています。特別天然記念物のトキが生息する島としても有名。野生復帰を目指して、地域ぐるみでビオトープ作りや里山の保全活動が行われています。また、多彩な伝統芸能が息づいていることも特徴。 島に移り住んだ知識人たちが伝えた貴族文化、鉱山の発展により江戸から持ち込まれた武家文化、北前船の商人たちが運んできた町人文化が融合して、独自の文化を築き上げてきました。九州の酒盛り唄をもとにした「佐渡おけさ」、鬼や獅子が五穀豊穣、大漁、家内安全を祈りながら集落を回る「鬼太鼓」は、佐渡の伝統芸能の顔となっています 。能が暮らしの中に溶け込んでいる全国でもめずらしい地域で、今でも30以上の能舞台が残されています。

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  • 佐渡産海藻

    春の佐渡にうれしい香りを届けてくれるのが、日本海の荒海で育つ海藻類。モズク・ギンバ草の酢味噌和え、新ワカメの味噌汁や酢の物など、シンプルだが美味。メカブ(ワカメの根株)を刻んで味噌汁に入れたり、炊きたてごはんやそばの上に […]
  • 佐渡の地酒

    佐渡の地酒は、うまい米と水から生まれる日本酒で、淡麗辛口のスッキリした飲み心地が特徴。江戸時代には200もの蔵元があったという記録があるが、現在は7蔵元。「アルコール共和国」もあり、酒造りの島でもある。 出典: 『佐渡百 […]
  • おこし型・やせうま

    花や動物などを形どった木型に、桃・緑・黄などの色に染めた団子生地を詰めてあんこを入れ、型抜きして椿の葉に乗せ、蒸してあたたかいうちに食べる、ひな祭りには欠かせないお菓子。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 およ […]
  • 佐渡産牛

    江戸時代にいた在来の佐渡牛は小型で、鉱山での運搬や農耕用として使われていたが、今は春から10月頃まで山に放牧するという習慣を続ける大佐渡の飼育農家によって、おいしいブランド牛として育てられている。 出典: 『佐渡百選』 […]
  • 佐渡エビ・カニ

    佐渡のカニ・エビは、日本海の表情が荒々しく感じる秋から冬の代表的味覚。赤泊地区で揚がるベニズワイガニは茹でたてが最もおいしく、特に甲羅のミソは格別。また、南蛮エビ(甘エビ)の刺身は、トロリとした口当たりと甘さがたまらない […]
  • 佐渡イカ

    佐渡のイカは四季を通して獲れるが、夏の夜の海に点々と灯る漁火は佐渡の真イカ漁を告げる風物詩。一番うまい時期は6月頃で、刺身はもちろん、細く切ってショウガ醤油に泳がせて食べるイカソーメンの味は格別だ。 出典: 『佐渡百選』 […]
  • 佐渡産味噌

    良質の水・米・大豆・塩を、杉の樽で熟成させて作る「佐渡味噌」。酵母育成に適した気候と、粘り強い佐渡人の仕事ぶりなど、多くの条件があいまって豊潤な味わいの味噌が出来上がる。土産としても最適。 出典: 『佐渡百選』 提供元: […]
  • おけさ柿

    八珍柿を改良して「おけさ柿」と名づけたもので、甘くジューシーな佐渡の代表的な特産物。とろけるような舌触りが特徴で、ビタミンCをたっぷり含む。種がないので食べやすい。さわし柿のほかに、柿酒や柿ワイン、またシャーベットにして […]
  • 佐渡そば

    佐渡の手打ちそばは色が黒い田舎風で、そば粉100%のものや、舌触りのなめらかな繋ぎそばがあり、香りが高くうまい。特に、秋の新そばは格別。魚介から取るダシ汁も抜群で、白魚をのせた「白魚そば」も美味だ。羽茂地区では恒例の「大 […]
  • 竜王岩・赤亀岩・弁天岩・風島弁天

    竜王岩は順徳上皇の伝説で知られる巨岩。赤亀岩は小亀を助けるために犠牲となった親亀が、この岩になったとの言い伝えがある。弁慶岩は弁慶が運んだことがあるとうわさの巨岩。弁天様を祭る風島弁天は高さ60mの巨岩で、紺碧の海に松の […]
  • 姫埼灯台

    白い六角形のノスタルジックな洋風灯台で、鉄造の灯台としては日本で最古を誇り、「世界各国の歴史的に特に重要な灯台百選」に選ばれた。文化遺産として永久保存が決まっている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐 […]
  • 津神島公園

    絵心を楽しませてくれる、自然が造る珊瑚の公園。大川から朱塗りの橋を渡ると津神島で、小さい島ながら奇岩にかこまれ、磯釣りの好適地ともなっている。 出典: 『佐渡百選』 提供元:佐渡市観光課 および佐渡観光協会