新潟こども文化物語

新潟ではそれぞれの地域で
特色のある文化が育まれてきました。
新潟にはどんな文化があり、
どのように関わっているのでしょうか。
将来の新潟を担うみなさんと、
新潟の文化について
一緒に学んでいきましょう!

文化ってなんだろう?

「文化」とは、自然や土地で
生まれ育つことで身に付けていく、
「立ちふるまい」や「暮らし方」「考え方」など
人間の生活に関わる様々なことを
意味しています。

人間は歴史や伝統を受け継ぎ、
新しいものを生み出してきました。
そこには必ず「文化」が関わっています。
「文化」を育むことは、
次の時代をつくるために大切なことです。

新潟には文化がふっとつ(たくさん)
新潟の文化を知ろう!

文化ふっとつ新潟!

會津八一あいづやいちとそば

明治めいじ14年(1881)、新潟市にいがたし古町ふるまち料亭りょうていに生まれた會津八一あいづやいち。のちに秋艸しゅうそう道人どうじんと名のり、歌人かじん書家しょか東洋とうよう美術びじゅつ研究家けんきゅうかとして知られています。今も身近みぢかなところで八一の書を目にすることができます。

直江兼続なおえかねつぐとあんぼ

戦国時代せんごくじだい上杉うえすぎ景勝かげかつつかえた直江兼続は、戦乱せんらん時代じだいでも正しい心を大切にしました。その生き方は小説しょうせつやドラマにえがかれています。

西脇順三郎にしわきじゅんざぶろうとくじらじる

西脇順三郎は、新潟県小千谷市にいがたけんおぢやしで生まれた詩人しじんです。昭和33年(1958)には、ノーベル文学賞ぶんがくしょう候補こうほになりました。英語えいごがとても得意とくいで、日本語にほんご外国がいこく語ですばらしい詩を作り、高く評価ひょうかされました。小千谷市の名誉市民めいよしみんえらばれています。

前島密まえじまひそかとちまき

今年ことし令和れいわ7年(2025))、生誕せいたん190年をむかえる前島密。「日本近代郵便にほんきんだいゆうびんの父」とばれています。下池部村しもいけべむら(今の上越市じょうえつし出身しゅっしんかれは、幕末ばくまつから明治めいじにかけて郵便事業じぎょうだけでなく、学校がっこう設立せつりつ新聞しんぶん創刊そうかんなど、さまざまな分野ぶんやで日本の近代化をすすめた人でした。

伝統芸能キッズ◎綾子舞あやこまい

綾子舞は、柏崎市鵜川うかわ地区女谷おなだにに約500年前から伝わる民俗芸能です。昭和51年(1976)に、国の重要無形民俗文化財じゅうようむけいみんぞくぶんかざい第1回の指定を受けました。

伝統芸能キッズ◎和納わのう十五夜祭じゅうごやまつり・棒遣ぼうつか

Q. 和納わのう十五夜祭じゅうごやまつり(※1)・棒遣ぼうつかいってなに? A.新潟市西蒲区和納地区にいがたしにしかんくわのうちくで江戸えど時代から続く伝統でんとうあるお祭りで、全国的にも珍めずらしい花火囃子はやしで草花 […]

伝統芸能キッズ◎住吉すみよしうしおたるばやし・姐樽あねたる

Q.「住吉うしお樽ばやし・姐樽」ってなに? A.佐渡市両津さどしりょうつの住吉すみよし地区に住む女の子だけで作られた、樽たる太鼓たいこ演奏集団えんそうしゅうだんです。  この住吉地区に住む女の子たちは、小学4年生から高校 […]

河井継之助かわいつぎのすけ桜飯さくらめし

江戸時代えどじだいわりごろ、長岡藩ながおかはん武士ぶしだった河井継之助は、江戸(今の東京)などで学び、西洋の考えを取り入れ、長岡の人々のらしをゆたかにするために努力どりょくし、正義のために信じる道をき進む人でした。

伝統芸能キッズ◎天津あまつ神社の稚児ちごまい

天津神社あまつじんじゃ春季大祭しゅうきたいさい奉納ほうのうされる舞楽ぶがくで、昭和55年(1980)に「糸魚川・能生の舞楽」として、国の重要無形民俗文化財じゅうようむけいみんぞくぶんかざい指定していされています。

伝統芸能キッズ◎六夜祭ろくやまつり弓踊ゆみおど行列ぎょうれつ

弓踊ゆみおど行列ぎょうれつは、長岡市島崎地区ながおかししまざきちく民俗芸能みんぞくげいのうです。長岡市の無形民俗文化財むけいみんぞくぶんかざい指定していされています。

良寛りょうかん百合根ゆりね

出雲崎いずもざき名家めいかに生まれながらおぼうさんの道をえらんだ良寛は、貧しい暮らしをしながらも清らかに生きました。多くの詩や歌を作り、良寛が書いた書は、今でも多くの人に大切にされています。

吉田東伍よしだとうご砂糖さとうのせ食パン

安田町やすだまち(今の阿賀野市あがのし)で生まれた吉田東伍は、一人で日本中の地名を調しらべて辞書じしょを作りました。さらに伝統芸能でんとうげいのうであるのう資料しりょう発見はっけんして本にまとめるなど、すごいことをやりとげました。

赤塚不二夫あかつかふじお水餃子すいぎょうざ

 「おそまつくん」や「天才てんさいバカボン」をいた漫画家まんがかです。こどものころ新潟にいがたに住み、漫画家をゆめ見ていました。仲間なかま一緒いっしょたのしく作品さくひんを作り、みんなとにぎやかにごすのが好きな人でした。

小川未明おがわみめいあめチョコ

 上越市高田出身じょうえつしたかだしゅっしん童話作家どうわさっかで、「赤い蝋燭ろうそくと人魚」が有名です。こどものような心を持ち続け、大人にもひびうつくしい童話を多く作り、「日本近代にほんきんだい童話の父」とばれました。

山本五十六やまもといそろく水饅頭みずまんじゅう

 明治めいじから昭和しょうわ時代じだい活躍かつやくした日本海軍かいぐんのリーダーです。戦争せんそうけたいとねが仲間なかまを大切にするやさしい人でした。長岡名物ながおかめいぶつ水饅頭みずまんじゅう大好物だいこうぶつだったそうです。

越後えちご凧合戦たこがっせん習俗しゅうぞく

新潟県にいがたけんでは、毎年6月上旬じょうじゅんに、3つの地域ちいきで大きな凧揚たこあげの大会「凧合戦たこがっせん」が開催かいさいされています。信濃川しなのがわ支流しりゅう勝敗しょうはいを決める凧合戦は「越後えちご凧合戦習俗たこがっせんしゅうぞく」として新潟県無形民俗文化財むけいみんぞくぶんかざいに指定されています。

新潟にいがたのラーメン

全国有数ぜんこくゆうすうのラーメン大国たいこく新潟にいがたでは、県内各地にさまざまな名物めいぶつラーメンが存在そんざいします。中でも人気がある5つは「新潟5大ラーメン」として紹介しょうかいされることもあります。

トキ

新潟県にいがたけんの鳥「トキ」は国際保護鳥こくさいほごちょうで、平成15年(2003)に日本さんのトキは絶滅ぜつめつしてしまいました。しかし、中国の協力きょうりょく人工繁殖じんこうはんしょく成功せいこうし、その後、野生復帰やせいふっきのためり返し放鳥ほうちょうが行われました。現在げんざいは野生での繁殖が進み、徐々じょじょに数がえています。

ヒスイ

新潟県にいがたけんは国内最大さいだいのヒスイの産地さんちです。国内の遺跡いせきから出土したヒスイは全て糸魚川産いといがわさんであることが分かっていて、ヒスイせい装飾品そうしょくひん北海道ほっかいどうから沖縄県おきなわけんまで全国に運ばれていたことが分かっています。

雪国ゆきぐにらし

古くから新潟にいがたではゆきとともにらす知恵ちえがありました。「雪室ゆきむろ」や「雁木がんぎ」、そして「雪下ゆきおろし」など、都会とかいで暮らす人々には想像そうぞうのつかない雪国新潟ならではの文化があります。

新潟の文化に触れる・楽しめるイベントを紹介!

こども向けイベント

  • 新潟県民会館大ホール◎ジョージア国立バレエ「くるみ割り人形」(全2幕)

    開催日
    2024年12月15日(日)~2024年12月15日(日)
    会場
    新潟県民会館、新潟市中央区一番堀通3‐13
  • 火炎土器の破片クッキーをつくろう!

    開催日
    2023年10月22日(日)~2023年10月22日(日)
    会場
    〒940-2035新潟県長岡市関原町1丁目3060-1
  • 学んで、遊んで、新潟の文化をもっと知ろう!

    こども向け文化施設

  • 胎内自然天文館

     野生の小さな動物たちに出会える自然の豊かさと、宇宙のふしぎを体感できる天文館。観測ドームには県内最大級の望遠鏡が設置されており、昼には太陽を、夜には星や月を観察できます。天気の良い日には、昼と夜で異なる空の表情が楽しめ […]

    胎内市夏井1251-7

    TEL:0254-48-0150

  • クレーストーン博士の館

     胎内で、鉱物や粘土の研究を続ける「クレーストーン博士が建てた研究所」というコンセプトで作られたミュージアム。博士の書斎のような展示室には、色とりどりの鉱物コレクションが並び、鉱物の美しさや不思議さに触れることができます […]

    胎内市夏井1250-30

    TEL:0254-48-2011

  • 馬高縄文館 火焔土器ミュージアム

     火焔土器と、縄文のムラについて学ぶことができるミュージアム。 「火焔土器」とは、昭和11年(1936)、縄文時代中期中頃の遺跡である長岡市の「馬高・三十稲場遺跡」で発見された1個の土器に付けられたニックネームです。これ […]

    新潟県長岡市関原町1丁目3060-1

    馬高縄文館 TEL:0258-46-0601

  • 新潟市新津鉄道資料館

    新津は、信越本線、羽越本線、磐越西線の三線が交差する鉄道の要衝にあり、機関区や電務区などの現場機関も多数設置され、かつては「鉄道のまち」と呼ばれていました。 昭和58年10月14日(鉄道記念日)に開館した新津鉄道資料館は […]

    新潟市秋葉区新津東町2丁目5-6

  • みなとぴあ(新潟市歴史博物館)

    明治44年に竣工した2代目市庁舎の外観をもとにデザインされた博物館本館、旧新潟税関庁舎、移築・復元された旧第四銀行住吉町支店などがあり、往時の新潟を感じながら歴史を学ぶことができる。   出典: 『新潟市-田園 […]

    新潟市中央区柳島町2-10

  • 狐の嫁入り屋敷

    “交流”をテーマに、地域の人々と旅人が素敵な物語をつくる場所。建物は大径の地元産スギをふんだんに使った在来工法で、見る者を圧倒します。ここでは、狐火をテーマとした映像(所要時間約15分)や毎年5月3日に行われるつがわ狐の […]

    阿賀町津川3501-1